アズーロコンパクトの育て方|枯らさないコツは?冬越しは?

アズーロコンパクトは、夏の暑さに強く品種改良されたロベリアの一種です。

春から晩秋にかけて涼しげな青い花をこんもりと咲かせてくれるためガーデニングの定番の花で人気があります。

目次

アズーロコンパクトの基本データ

開花期4月~10月
属種キキョウ科 ロベリア属
分類一年草
耐寒性弱い
耐暑性やや弱い
販売時期3月上旬~5月下旬
花言葉「謙遜」、「いつも愛らしい」、「悪意」

アズーロコンパクトの種類は5種類

アズーロコンパクトは青系統が3種類と白色・ピンク色の計5種類のラインナップがあります。一番人気なのはスカイブルー。色違いのアズーロコンパクトを複数植えもふんわりときれいでおすすめです。

アズーロコンパクト スカイブルー

一番人気な涼しげなスカイブルー。花つきが良い

アズーロコンパクト スノー・ホワイト・スノー

さわやかな純白。まとまりやすい草姿

アズーロコンパクト ブルーウィズアイ

青紫色で花の中心部に白いアクセントが入る。

アズーロコンパクト ウルトラマリン

深いブルー色。花の密度が高く咲く。

アズーロコンパクト ピンク

淡いライラックピンク。ふんわりとした草姿。

アズーロコンパクトの育て方

日当たり日向(真夏は半日陰)
置き場所6時間以上日光が当たる場所
市販の培養土:7 赤玉土小粒:3
肥料置肥、液肥を適時
水やり土の表面が乾いたらたっぷりと
摘芯必要
切り戻し必要
花がら摘み不要
アズーロコンパクトの育て方のコツ
  • 蒸れに弱いため梅雨前に切り戻しは必須
  • 水はけのよい培養土(培養土:7 赤玉土小粒:3)に植え付ける
  • 真夏は半日陰に移動させよう

アズーロコンパクトの日当たりと置き場所

アズーロコンパクトは日当たりのいい場所を好みます日光が6時間以上当たる場所に置くのがおすすめ。日当たりが悪いと花つきが悪くなりがちです。

真夏は鉢を半日陰に移動しましょう。アズーロコンパクトは蒸れと暑さに弱いため真夏の日光には要注意。

アズーロコンパクトの地植え

アズーロコンパクトは花壇に地植えでもたくさんの花を咲かせてくれます。しかし蒸れに弱いため株元の風通しが良くなるように雑草などはこまめに取りましょう。

真夏は遮光ネットなどで強い直射日光を遮ってあげると安心です。

アズーロコンパクトの用土は市販の培養土に3割ほど赤玉土を混ぜよう

アズーロコンパクトは市販の培養土に3割ほど赤玉土を混ぜた用土に植え付けるのがおすすめです。蒸れに弱いため、水はけが良い用土が適しています。

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アズーロコンパクトの肥料は規定量を忘れずに。花期は液体肥料も併用しよう

植え付けの1ヶ月後から固形肥料を規定量与えていきます。アズーロコンパクトはたくさんの花を咲かせてくれるため必ず追肥は忘れずに。

液体肥料を併用すると開花のパフォーマンスが高まります。液体肥料は植え付けの2~3週間後から週に1回程度与えていきます。

アズーロコンパクトの水やり

水やりの際に花に水がかかると灰色カビ病などの病気の原因になることがあります。お花の水やりの基本は株元にたっぷりとあげることです。

土の表面が乾いたら株元に鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。土の表面が乾く前にあげると植物は楽して水分がもらえると思い弱弱しい株に育ちます。根腐れにもつながるため水のあげ過ぎには要注意です。

なかなか水やりができない人は、土が乾きにくいようにヤシの木チップや腐葉土などでマルチングをしてあげると良いでしょう。

アズーロコンパクトの植え付け・植え替え

丸鉢プランター2~3株/30cm
横長プランター2~3株 / 65cm
花壇9~10株 / 1㎡

植え付け

丸鉢プランターの場合は10号鉢に2~3株横長65cmプランターであれば2~3株。花壇に植える場合は1㎡あたり9~10株が植え付け株数の目安となります。

鉢に植物を植えるときは必ずウォータースペースを確保しましょう。ウォータースペースがないとたっぷりと水をあげることができません。

植え付け時に、病害虫対策として「オルトランDX粒剤」「ベニカXガード粒剤」を土に混ぜ込んであげると害虫の被害から植物を守ることができます。

特に「ベニカXガード粒剤」は病気の予防にも効果がありおすすめです。

植え付けの後には水やりを必ず行います。株元に鉢底から水が出てくるまでたっぷりと水をあげてください。このとき活力剤の「リキダス」を一緒に与えることで根の活力アップに。成長が良くなり早く花を咲かせてくれるようになります。

植え替え

鉢の底に根が回ったり、水切れが多くなってきたら一回り大きな鉢に植え替えましょう。

アズーロコンパクトがかかりやすい病害虫は?

うどん粉病4~11月(特に5~7月)
アブラムシ4~10月 (特に4~6月)

「ベニカXファインスプレー」などの市販の殺虫殺菌剤または「ロハピ」などを散布しましょう。うどん粉病にかかった部分は取り除きます。このときハサミを使った場合はハサミの消毒も忘れずに。

植物は風通しが悪い場所で栽培すると病害虫の被害にあいやすくなるので注意が必要です。

植え付けた2~3週間以内に摘芯をするとこんもりと咲く

アズーロコンパクトを植え付けて2~3週間以内に摘芯をすると脇芽の成長が促進されてこんもりと咲いてくれます。

摘芯をするのは、周りの枝に比べてぴょんと飛び出ている枝です。枝を周りと同じ長さ程度にハサミで揃えてあげましょう。切る場所は葉っぱの上。脇芽の成長が促進されます。

梅雨前の切り戻しは必須!

アズーロコンパクトは暑さと蒸れに弱いため梅雨前に必ず切り戻しをしましょう。アズーロコンパクトが枯れてしまう一番の原因は暑さと蒸れにより株全体が弱ってしまうことです。

全体の1/3程度の大きさになるようにバッサリと切り戻しましょう。このときこんもりとした形になるように形を整えてあげるのがポイント。夏が終わるとまた花を満開にさせてくれます。

摘芯・切り戻しをしたときの茎を挿し穂にすると挿し木(挿し芽)でアズーロコンパクトを増やせます!

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アズーロコンパクトの冬越し

アズーロコンパクトは関東以西であれば屋外で冬越し可能です。雪や霜が当たらない場所に置きましょう。

冬は水をひかえめにし、肥料は与えなくても大丈夫です。10、11月に花が終わり始めたらバッサリと切り戻して春に新芽が芽吹くのを待ちましょう。

アズーロコンパクトの増やし方

アズーロコンパクトは挿し芽または種まきで増やせます。1つの株で交配を繰り返すと貧弱になるためおすすめは挿し芽で増やす方法です。

挿し芽

アズーロコンパクトの挿し芽が成功しやすい時期は6月と10月です。梅雨の前に切り戻した枝を使って挿し芽もできます。

挿し芽の方法
  1. 若い元気な枝を3~4節とる
  2. 花やつぼみを取り除き、発根促進剤につける
  3. 最低1節以上を清潔な用土(赤玉土や種まき用土)に植える
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種まき・こぼれ種

アズーロコンパクトの花が風や虫などで受粉し、結実すると種ができます。場合によっては親株の周りにこぼれ種で芽が出てくることも。種とこぼれ種で発芽した芽は種まき培土に植え付けましょう。

アズーロコンパクトの種を取るのは9月頃から。それまではできるだけ次の花がたくさん咲くように、出来た実は取り除きます。種を作るにはエネルギーを使うため、株が疲れやすくなり花つきが悪くなります。

アズーロコンパクトの花言葉は「謙遜」「いつも愛らしい」「悪意」

アズーロコンパクト(ロベリア)の花言葉は「謙遜」「いつも愛らしい」「悪意」です。

小さな可愛らしい花を咲かせることからこの花言葉がついたと言われています。また、ロベリアの根っこにはアルカロイドという毒が含まれているため「悪意」といった花言葉もつけられたのでしょう。

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