3回目の車検ということでブレーキパッドの交換をすすめられ、思ったより交換費用が高いことから自分で交換してみようと思いました。素人作業ですが思ったより簡単なため、自分の車を自分で整備してみたい人にもおすすめです。
今回はブレンボ(Brembo)のブレーキパッド、ブラックパッドを購入し取り付けてみましたのでそちらについてのレビューも紹介します。
- DJデミオ・Mazda 2のブレーキパッドの交換費用
- DJデミオ適合のおすすめブレーキパッド
- ブレーキパッド交換方法
- ブレンボ ブラックパッド レビュー
DJデミオのブレーキパッドの交換費用は?
16500円 = 9900円(部品代) + 6600円(交換工賃)
イエローハットで車検の見積もりに出してみてるとDJデミオのブレーキパッド交換費用は、純正同等品ブレーキパッド代9900円、取り付け工賃が片側につき3300円×2で6600円、計16500円と見積もっていただきました。
実際にどの製品を取り付けてもらえるかは分かりませんでしたが、バッテリーやエアコンフィルターの見積もりからネットショップより2~3割高めの価格であると推測できます。(おそらくネットショップでは6000円~7000円程度の製品?)
Amazonなどを見てみると純正品より性能が高いブレンボのブラックパッドが9000円で買えることから、僕は自分でブレーキパッドを取り付けてみようと思った次第です。
ブレーキパッドをAmazonや楽天で自分で購入し、イエローハットに持ち込んで取り付けをお願いする場合は9900円程度の工賃がかかります。持ち込み部品の取り付け可否や工賃については店舗によって異なるため、お近くの店舗に直接お問い合わせください。(参考 イエローハット 持込カー用品取り付け工賃表)
DJデミオ・Mazda 2に適合するブレーキパッドのおすすめ
今回購入したのがこのブレンボ製ブレーキパッドです。購入理由はブレンボだから。
一番人気な製品はDIXCELのブレーキパッドのようです。値段と性能のバランスが良くブレーキダストも少ないためおすすめの製品となっています。
みんカラではこのプロジェクトμのブレーキパッドをよく見かけます。僕のデミオのブレーキキャリパーが赤のため、スキマから水色が見えると色がカラフルになってしまうので今回はパスです。
【DJデミオ】ブレーキパッド交換に必要なもの
- ジャッキアップ道具とジャッキアップスタンド
- 14mmのレンチ
- ブレーキパッド用グリス
- ウォーターボンププライヤーまたはピストン戻し専用ツール
- ブレーキフルードを入れておく容器
- スポイトまたは注射器など
ブレーキパッドの交換に必要なものは以上の6つです。
ピストンを戻すためのピストンツールはウォーターポンププライヤーで代用ができます。1500円くらいならと専用ツールを購入しましたが思ったよりピストンが固着により固かったためウォーターポンププライヤーだともう少し苦労した気がします。結果的には値段の割に使いやすく非常に満足です。
ピストンを戻すとブレーキフルードがあふれてしまう可能性があるため、ブレーキフルードの量が多いときはスポイトなどを使って少し抜いてから作業をしましょう。
【DJデミオ】ブレーキパッド交換方法
ブレーキフルードの量が多いときはピストンを戻すとフルードがあふれるため注意
必ず車止めとジャッキスタンドを使いましょう
キャリパーを動かすときブレーキホースに注意
必要なら清掃と面取り・グリスを塗る
ピストンのブーツが傷つかないように注意
同様にホースに注意
エンジンをかける前に必ずブレーキを何度か踏んでおく
前準備
まずはブレーキフルードの量を確認します。MAXに近い位置だとピストンを戻した際にブレーキフルードがあふれてしまうため、少し抜いてから作業をしましょう。
ブレーキフルードは腐食性が高いため塗装やプラスチックなどを痛めてしまいます。エンジンルーム内にこぼれないよう要注意。このときフルードタンクの蓋は緩めておきます。
車に車止めをつけジャッキアップ。ジャッキスタンドをかけたらホイールを外します。
タイヤを切っておくとブレーキパッド交換作業がスムーズに行えます。僕は切らずにしたせいで車体内側のブレーキパッドの取り付けが難しかったです。
ブレーキパッドを取り付けるまで
キャリパーの画像の青い〇部分に14mmのメガネレンチをかけてボルトを外します。ボルトが外れたらキャリパーを持ちあげるのですが、このとき画像の緑の〇部分、黒いブレーキホースの取り回しに注意しながら持ちあげてください。
キャリパーが持ちあがったらブレーキパッドを外しましょう。パッドを横方向にくいくいっと倒すように動かすと外しやすいです。
車体の内側の外したパッドについてくる銀色のシムは再度使います。ブレンボ ブラックパッドにはシムが元からついているため外したパッドについている黒いシムは今回は使いませんが、製品によっては外した黒いシムも流用します。
外したパッドを見るとずいぶんと減っています。必要な人はここでパッドの面取りをしたりグリスを塗りましょう。ついでにブレーキクリーナーなどでピストンの周りや金具部分などをきれいにしておきましょう。
ブレーキパッドを取り付けます。外した工程と逆にパッドの内側から入れて外側を倒すように入れると入れやすいです。まずはパッドの上側の金具をつぶしながらパッドの内側がローターに近くなるように斜めに入れます。上側がいい感じに収まったら下側もはめこみ、最後にぱたんと倒してあげるといれやすいです。
車体を降ろすまで
ブレーキパッドが減った分出てきているピストンを戻します。ピストン戻し専用ツールやウォーターポンププライヤーを使って押し戻してあげましょう。
ピストンが戻ったら再度ブレーキホースに気を付けながらキャリパーを戻します。
レンチでボルトを締めあげたらホイールをつけて車体を降ろします。
ブレーキテスト
車体を降ろしたら必ずエンジンをかける前にブレーキを何度が踏み込みましょう。最初はすこすことした感覚から数回踏むといつもの感覚に戻ります。
最後に駐車場などで低速走行しブレーキのテストをしたら終了です。
ブレンボ ブラックパッドの感想
実際に車を走らせてみると純正パッドとのフィーリングの違いを体感できました。ブラックパッドは低速からブレーキの利きが強く、細かい操作に対する追従性が高く感じます。純正パッドは踏み初めに少し遊びがあるように感じますが、ブレンボ ブラックパッドは踏み初めからブレーキが利いている感覚がしっかりと伝わってきます。
一番よく使う発進時や駐車時、先の信号が赤いときの最後のカクッと止まらないための調整が簡単になったように感じました。
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