まるで手毬のように鮮やかな色の花がまるくぽんぽんと咲いてくれるバーベナ、花手毬~絢(あや)~。色鮮やかな手毬を玄関先やお庭のアクセントに植えてみてはいかがでしょうか?
この記事では花手毬~絢~の育て方のポイントや増やし方、冬越しなどについて紹介します。
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花手毬 絢の基本データ
開花期 | 4月~11月 |
属種 | クマツヅラ科 クマツヅラ属(バーベナ属) |
分類 | 多年草 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
販売時期 | 3月上旬~5月下旬 |
花言葉 | 「魅惑」「魔力」「魅了する」 |
花手毬 絢の種類は5種類
花手毬 絢は5つの種類があります。
初心者の方におすすめなのは花が途切れなく咲きやすい「あかいろ」、草姿が乱れにくい「さんごいろ」です。
花手毬 絢 あかいろ
鮮やかな赤色。花が途切れずに咲き、草姿のまとまりも良い。
花手毬 絢 こいさくら
濃いピンクから淡いぴくのグラデーションカラー。まとまりの良い草姿。
花手毬 絢 さんごいろ
美しいさんご色。花が大きい。草姿のまとまりが良く管理がしやすい。
花手毬 絢 むらさきしきぶ
上品な紫色。コンパクトな草姿。
花手毬 絢 ゆきのしろ
美しい純白。花が大きく草姿のまとまりが良い。
花手毬 絢の育て方
日当たり | 日向 |
置き場所 | 半日以上直射日光が当たる屋外 |
土 | 市販の培養土10 または 市販の培養土:7 赤玉土 小粒:3 |
肥料 | 置肥、液肥を適時 |
水やり | 土の表面が乾いたらたっぷりと |
摘芯 | 必要 |
切り戻し | 必要 |
花がら摘み | 必要 |
花手毬 絢は半日以上直射日光が当たる場所で育てよう
花手毬 絢を鉢植えで育てるときは半日以上直射日光が当たる場所に置きます。花つきが少し悪くなってしまいますが、直射日光が3~5時間あたる半日陰でも育てることができます。
花手毬 絢の地植え
日陰~半日陰で育てることができます。植え付ける前にバーク堆肥やパーライトなどの土壌改良資材で土壌を改善してから植え付けましょう。
暖地であれば地植えでも冬越し可能です。秋が過ぎて花が減ってきたら株元で短く刈り込みましょう。冬場は藁やバーク堆肥などのマルチング材を利用し、霜よけをしてください。
雑草対策のグランドカバーにはほふく性のバーベナであるタピアンがおすすめです。
花手毬 絢の用土は市販の培養土に3割ほど赤玉土を混ぜよう
花手毬 絢は市販の培養土、または市販の培養土7割に赤玉土小粒3割を混ぜたものを使いましょう。水はけが良く水持ちのよい用土を使うと花手毬 絢の成長が早くなります。
花手毬 絢の肥料は切らさないことがコツ
植え付けの1ヶ月後から固形肥料を規定量与えていきます。地植えの場合は追肥は少なめでも大丈夫ですが、鉢植えの場合は欠かさずに追肥を行いましょう。
花手毬 絢の管理のコツは肥料を切らさないことです。たくさんの花を咲かせるためにはその分たくさんのエネルギーが必要なので追肥は忘れずに。
液体肥料を併用すると開花のパフォーマンスが高まります。液体肥料は植え付けの2~3週間後から週に1回程度与えていきます。
花手毬 絢の水やりは表面の土が乾き始めたら株元にたっぷりと
土の表面が乾いたら株元に鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。土の表面が乾く前に水をあげると根腐れを起こしてしまうので注意が必要です。
なかなか水やりができない人は、土が乾きにくいようにヤシの木チップや腐葉土などでマルチングをしてあげると良いでしょう。
2,3回摘芯をするとボリュームのある株に
花手毬 絢を植え付けてから2~3週間後に摘芯を2,3回すると脇芽の数が増え、ボリュームのある株に成長します。
花がら摘みは必要。根元からカット
花手毬 絢の花茎全体の花が終わってきたら花茎を根元からカットしてください。花がらを定期的に摘むことで次のつぼみの成長を促進することができます。
花手毬 絢の切り戻しは満開が過ぎた後に
花手毬 絢の花が少なくなってきたり、株の先端にしか花が咲かなくなってきたら切り戻しの合図です。8月中までに切り戻しをしてあげると秋にはまた満開の花を楽しむことができます。
花手毬 絢の植え付け・植え替え
丸鉢プランター | 1~3株/30cm |
横長プランター | 2~3株 / 65cm |
花壇 | 9~10株 / 1㎡ |
植え付けの際はウォータースペースを忘れずに
丸鉢プランターの場合は10号鉢に1~3株。横長65cmプランターであれば2~3株。花壇に植える場合は1㎡あたり9~10株が植え付け株数の目安となります。
植え付け時に、病害虫対策として「オルトランDX粒剤」や「ベニカXガード粒剤」を土に混ぜ込んであげると害虫の被害から植物を守ることができます。特に「ベニカXガード粒剤」は病気の予防にも効果があるため非常におすすめです。
植え付けの後には水やりを必ず行います。タピアンの株元に鉢底から水が出てくるまでたっぷりと水をあげてください。
このとき活力剤の「リキダス」を一緒に与えることで根の活力アップに、また夏の暑さに抵抗力をつけることができます。
植え替えは一回り大きな鉢に
冬越しをして春に新芽が出てきだしたら一回り大きな鉢に植え替えましょう。鉢が小さいままだと根詰まりを起こしたり、水切れが多くなって花手毬 絢が枯れてしまう可能性があります。
花手毬 絢がかかりやすい病害虫はうどん粉病とアブラムシ
うどん粉病 | 5~6月、9~11月 | |
アブラムシ | 5~9月 |
病気にかかってしまった葉や茎などは取り除きましょう。このときハサミなどを使ったときはハサミの消毒もお忘れなく。
うどん粉病は風通しが悪いと発生しやすくなります。切り戻しをして株元の風通しを良くする、風通しの良い場所に鉢を置くと発生しづらくなります。
アブラムシが発生したら、「ベニカXファインスプレー」などの市販の殺虫殺菌剤または「ロハピ」などを散布しましょう。
花手毬 絢の増やし方は挿し芽・株分けで行う
花手毬 絢の挿し芽は春または秋が適期
花手毬 絢は挿し芽で増やすことができます。挿し芽の適した時期は春と秋で、できるだけ若い枝を挿し芽に使うと発根してくれる可能性が高くなります。
夏を越し大きく育ったら株分けを
花手毬 絢は夏を越し、大きく育ったら株分けを行うことで数を増やすことができます。
株分けとは大きく成長した株を根っこごと切り分けることです。株分けを行った花手毬 絢は最初はあまり日が当たらないところで管理しましょう。
花手毬 絢の冬越しは軒下で
花手毬 絢は暖地であれば簡単に冬を越すことができます。寒冷地であれば鉢植えで育て、冬は室内に取り込むか、冬の寒い風が当たらない軒下で管理しましょう。
地植えの場合はできるだけ霜に当たらないように腐葉土やバーク堆肥、ヤシの木チップなどでマルチングをしてあげると安心です。最低気温が氷点下になると地上部の葉が枯れますが、春になると新芽が出てくるため問題ありません。
地植えの場合は冬は肥料・水は与えなくても大丈夫です。新芽が出てきたら少しずつ水やり・施肥を再開してください。
花手毬 絢の花言葉は「魅惑」「魔力」「魅了する」
花手毬 絢(バーベナ)の花言葉は「魅惑」、「魔力」、「魅了する」です。
花手毬 絢(バーベナ)は宗教や魔法に関する花といわれており、予言や魔力を強くすると信じられてたことがこの花言葉の由来です。
白色の花手毬 絢の花言葉
白色の花手毬 絢(バーベナ)の花言葉は「私のために祈ってください」です。白色は神聖なイメージがあり、かつ宗教に関する花といわれるタピアン(バーベナ)なためこの花言葉になったと言われています。
紫色の花手毬 絢の花言葉
紫色の花手毬 絢(バーベナ)の花言葉は「後悔」です。ネガティブな意味合いを持っているため、人に贈るときは紫色の花手毬 絢(バーベナ)は避けるようにしましょう。
ピンク色の花手毬 絢の花言葉
ピンク色の花手毬 絢(バーベナ)の花言葉は「家族愛」です。花手毬 絢(バーベナ)は花が輪になって咲くことから結びつきを表すと言われており、これが由来となっています。
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